第五話 第二創業期 2001年-2009年

社長・上野政巳

21世紀に向けて

時代は20世紀から新世紀に変わりました。日本経済も”失われた10年”という長いトンネルを抜けて再成長期に突入しました。

社屋

2000年、ものづくりは”脱・下請け”をスローガンに携帯電話・移動通信器防止措置「SILENT」(サイレント)を自社開発しました。時代のニーズを先取りし新規事業を立ち上げたのもこの時期でした。通信用フィルターの組み立て業務を皮切りに、携帯電話基地局の調整・保守業務をも開始しました。2007年2月、業務拡大のために東京事業所を開設し、9月には電気通信事業を強化するために建設業許可を取得しました。

そして2009年、世界経済がリセッションに突入した現在、本年を”第二創業期”と捉え、環境保全に取り組み始めました。太陽電池を用いた太陽光発電や燃料電池などの新エネルギーを開発・実用化する業界に経営資源をシフトしつつあります。

時代の変化に先駆け、新しいことに果敢に挑戦していくことは、上野電子の使命であると考えています。